 精進湖キャンピングコテージから夕日を浴びた富士山を眺める
亀山PAを後にすると、第二の集合場所である浜名湖SAを目指す。 とは言っても、そこに参加者がいるなんて期待していない。 東名阪から伊勢湾岸に入ると、三車線になり、車の数も減って随分と走りやすくなった。 と言いたい所だが、海から吹き付ける風が強く、ハンドルにしがみ付かなければならない状況だった。R1100Sの固有の振動で、アクセルを捻る右手が痺れ出す。 アクセルを捻る右手だからこそ、痺れを取る為にハンドルから手を離し、気持ちストレッチする事が許されない。 まだ出だしだと言うのに、こんな状況で富士山まで走れるのだろうか? 右手の痺れを我慢しながら伊勢湾岸から東名高速に入ると、車線が減り、車が増えると言う悪循環のような気がするが、風がだいぶマシになった事は歓迎すべき事だろう。 浜名湖SAまではまだ時間に余裕があると言う事で、岡崎で高速から降りて、並行して走るR1で音羽蒲郡まで行く事にする。 目的は高速代を節約すると言うよりも、ガソリン代、そして出発前からの懸案事項であったフロントタイヤのスローパンクチャー。 結果、音羽蒲郡に辿り着く前にGSにてガソリンの補給とタイヤの空気圧をチェックしたのだが、ガソリンの単価は高速のそれよりも高く、空気圧は出発前と変わらない。 と言うよりも、発熱で若干高くなっているので、たいしたスローパンクチャーでは無いと自分に言い聞かせた。 岡崎から音羽蒲郡の間のR1も程好く流れていたので、大きなストレスにはならなかった。 まあ、タイヤの心配事がほとんど消えた事が大きかったのだが。 音羽蒲郡から再び東名高速に乗ると、浜名湖SAを目指す。 予告した時間には問題なく辿り着ける。 浜名湖SAに辿り着くと、R1100Sをバイクの駐輪場に停め、私の古いツーリングマップルに乗っていた「うなぎバーガー」を求めてサービスエリアのセンターハウス的な所へと向かった。 「うなぎバーガー」は何所で売っているのだろう? こんな事で時間をロスするのが勿体無いと感じ、インフォメーションで聞く事にしたのだが「うなぎバーガー」は売っていないと言う。 あまりに古い情報だったのか? それにしても人気メニューっぽいのが消えるなんてあるのだろうか? 「そうですか、ありがとうございます」 と、言おうと思ったその瞬間、 「うなぎドッグ」ならそこを出た所にあるパン屋さんにあります。 「あっ、それです、それ。ありがとうございます」 お礼を言って、パン屋さんに向かい「うなぎドッグ」を手に入れると、缶コーヒーを買ってから駐輪場に戻る。 駐輪場に戻り、さあ、うなぎドッグを賞味するか! と思ったその瞬間。 「ドギーさんですよね?」 と声をかけられた。 すぐ隣に停めてあったGSX-R1000のオーナーだった。 「はい、そうです。もしかして…」 R1000さん(仮名)は私のサイトを閲覧してくださっていて、掲示板の書き込みを見て、都合が付けば見送りに行こうと思って来て下さった。 しばらく立ち話の後、短い間ではあるが磐田ICから磐田バイパスのインターまで御一緒する事になった。 うなぎドッグをおすそ分けして、浜名湖SAから磐田ICを目指す。 そうそう「うなぎドッグ」はフランスパンに蒲焼にされたうなぎとレタスが挟んであり、うなぎの柔らかさよりもフランスパンの固さが際立ってしまい、ハーモニー的にはどうかと思うものだった。 フランスパンではなく、ロールパンの方が良かった気がするのだが。 磐田ICを降りて、すぐにある磐田バイパスの入口で路肩にR1100Sを停めると、R1000さん(仮名)にお礼を言って、次回以降、参加出来るような企画に是非参加してください。と言い残して、磐田バイパスに向かった。 空には雲ひとつなく、青い空が広がっていた。 私の気分も同じ様に澄み渡っていた。
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