 奥出雲おろちループを形成する赤い鋼鉄製の橋
R54から県道38号に乗り換え、のどかな農村を越える。 先程から、と言うか、2~3時間ほど前からあまり景色の変化は見られない。 ペースも変わらずで、物凄く時間が経ったように感じてしまうが、意外とそう言う時ほど時間は経過していない。 R432に出て少し北上すると、R314にぶつかる。 私はただマップルに塗られた蛍光色の緑色を頼りに走ってきただけなので、このR314が目的とする奥出雲おろちループに繋がっているとは、道路案内の看板が出てくるまで気がつかなかった。 東城まで数10km。 まだまだ先と感じていたが、この調子なら充分に明るい内に東城まで辿り着ける。 勿論、その途中にあるループ橋は言わずもかな。 時間に余裕が出てきた所為で、気持ち的にも余裕が出てきて、今まで余裕のない急かされた走行だった事に気がつく。 R314が東から南に向きを変え、道は山から伸びる影に包まれていく。 奥出雲おろちループが眼前に迫ってきた所で、そこにあったJRの駅に立ち寄る事にした。 この駅で電車は急勾配を登る為にスイッチバックするらしいのだが、そう言った雰囲気は何所にもない。 駅のホームから線路に降りて、上下線とも見てみたが、普通に山間にあるローカルな駅。 と言う印象しかなかった。 出雲坂根駅を出ると、いよいよループ橋を登り始める。 大規模なループ橋のため、ループ橋の雰囲気はあまり感じ取れなかったが、山間から一気に山頂に出てしまった感じで、西日がまぶしく飛び込んでくる。 山頂付近にある道の駅に立ち寄ってみたが、ループ橋全体を望める場所はなかった。 トイレだけ済ませると、少し肌寒くなり、と言うか雰囲気がそう感じさせてくれるのだろうか、黄昏時を感じつつR314を東城に向けて走った。 東城の少し栄えた町並みを見ながら、中国自動車道東城ICに辿り着く。 ここからは一気に高速道路で帰るだけ。 と言っても、残された道のりは遥かに長い。

 ↑レポートは佳境を越えました?
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